「楽に生きるために」

「シックス・ヒューマン・ニーズ」

前回のブログ「ストレス耐性は人によって違う」で、楽に生きる考え方をご紹介するといいましたので、今回は「シックス・ヒューマン・ニーズについてご紹介します。シックス・ヒューマン・ニーズを日本語に訳すと、「人間が満たされる6つの欲求」という意味になります。私はこのシックス・ヒューマン・ニーズを理解することで、人生をとても楽に生きれるきっかけになったと思っています。私は精神科医でも心理学の専門家でもないので、全て完璧にお伝えできるかはわかりませんが、これを読んでくれた方の今後の人生を楽に導くためのヒントになれば幸いです。

それでは、早速内容に入りましょう。

私たち人間には、大別すると6つの欲求があるといわれています。

①安定感・・・これは、日々安定したい、変化があるものを好まず、毎日同じことが起きて欲しい、

と考える心です。仕事で例えるのならば、毎日終えなくてはいけない仕事がすべて終

わっている状態であったり、将来起こる仕事に対してわからないことがなく、不安が

ない状態を指します。また、例えば向こう3か月間貰える給料の総額が120万円

だった場合、1か月目が100万円で、2か月目・3か月目が10万円というよりも

毎月40万円を3か月に亘って貰えることが、心の充足につながるといったタイプの

人が、「安定感」の欲求が強い人といえます。

②多様性・・・多様性は別の言葉で表すと「不安定感」ともいい、①の安定感と対になっている欲求

であるといえます。この欲求が強い人は、日々の変化を好みます。毎日同じことが起

こることを嫌い、何かサプライズが起こること、また自らでサプライズを起こすこと

を望んで生きています。仕事に例えれば、変化に富んだ業務で、ルーティンワークは

行うような仕事は欲求を満たされず、クリエィティブで新規開拓をしていくような仕

事をすることで欲求が満たされる人が「多様性」の欲求が強い人といえます。

③重要感・・・この欲求は、他人から認められたい、すごいと思われたい、さすが〇〇さん!といっ

たように他の人とは違うと尊敬の評価が欲しいと思う欲求です。仕事で例えるなら

ば、チームの中心人物として他のメンバーから知識・技能の面でも一番に頼りにされ

ることで欲求が満たされる人が「重要感」の欲求が強い人といえます。

④愛とつながり・・・この欲求は③の重要感と対になるといわれる欲求です。この欲求が強い人は大

事な人と一緒にいたい、大事な人とのつながりを何より大切にしたいと考えている人です。仕事で例

えるならば、自身の出世よりも仲の良い同僚と一緒に働いていられることに幸せを感じたり、また仕

事より家族とのつながりを最優先することで欲求が満たされる人が「愛とつながり」の欲求が強い人

といえます。

⑤成長・・・この欲求は自らが成長することで欲求を満たされる状態を指します。ここで重要なのは

成長とは「他者との比較」ではなく、あくまで自分との比較での成長によって心が充足

されることを指します。他者との比較をして勝っていることで欲求が満たされるという

わけではなく、自分が日々成長している、新しいことを知識・技術を身につけていると

いったことにより強く欲求が満たされる人が「成長」の欲求が強い人であるといえま

す。

⑥貢献・・・貢献とは、人や社会、また大切な人に対して自分の存在が役にたっていると感じること

です。仕事で例えると重要性にも似ているのですが、決定的に違うのは、別に自分が一

番でなくても、どこかで貢献できる状況があれば欲求が満たされるという点です。

また、仕事で満たされなくても、ボランティアであったり、家族とのつながりで、自分

がいなくてはならない存在であると感じることで欲求が満たされる人が「貢献」の欲求

が強い人であるといえます。

さて、ここまで6つの欲求を説明してきましたが、この中であなたが特にこの欲求が満たされることによって幸せを感じるという欲求の上位2つを選んでみてください。この2つの組み合わせによってあなたが、人生を生きずらくさせているかどうかがわかります。

詳しい説明は次回のブログでお話しますので、少しご自身で考えてみてください。

では、また次回。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする