「電車にはないのに飛行機にはなぜ灰皿があるのか、驚きの理由」

「飛行機は禁煙」

こんばんは、とさやです。

今日はたばこについてのお話です。

皆さんは、たばこ吸いますか?今や、電車も飛行機も完全禁煙でたばこを吸う人の肩身は随分狭くなりましたね。

今回はたばこにまつわるお話です。

「飛行機には灰皿がある?」

今や、飛行機は完全禁煙になっていますが、ひと昔まえまでは客室内でフツーにたばこが吸えていました。あんまり想像できないですよね。

でも、実は飛行機のあるところには完全禁煙にも関わらず、灰皿が設置されていることをご存知でしょうか。

もしや、航空会社が喫煙可だった時代のものを撤去していないだけ・・・と思うかもしれませんが、それが違うんですね。

これには立派な理由があるんです。

「灰皿がある場所とは」

飛行機に今でも灰皿がある場所はどこだと思いますか?

座席近辺を見渡してもないですよね???

じゃあ一体どこにあるのかというと、実はトイレの中にあるんです。

ええっ!じゃあトイレでは吸っていいってことなの?と思いますよね。

何度も言いますが、飛行機の機内は完全禁煙ですのでもちろんたばこを吸うのは認められてません。

では、なんで認められていないのに灰皿が設置されているのでしょうか。

そこには実は驚きの理由が隠されているのです。

「なぜ灰皿があるのか」

では、なぜに灰皿が設置されているのでしょうか。

それは「たばこ」の性質に大きく関係しているんです。

飛行機は国内線だと1時間程度のフライトのものもありますが、国際線だと長いものだと10時間を超えるフライトもありますよね。

たばこを吸う人だとよくわかると思いますが、10時間の間吸えないっていうのはかなりのストレスなんですよ。

この間ずっと寝ていることが出来れば、たばこを吸いたいという欲望から逃れることが出来るのですが、とてもじゃないけどずっと寝てることは出来ません。

ましてや、ただでさえ暇な機内なので、愛煙家はたばこが恋しくて恋しくてたまらなくなります。

ただ、普通の人だった機内だから仕方ないということで、ぐぐっと我慢しますよね。

だって、禁煙ですし、そもそも喫煙する場所なんてないですし・・・

でもですね、中にはどうしても我慢できないヘビースモーカーがいるんですわ。

こういうひとはどういう行動を起こすかというと、なんとか人目のつかないところで吸えばバレないんじゃないか、とかいう思考回路が形成されていくのです。

いや、我慢してくれよ、と思うのですが、我慢の限界を迎えたヘビースモーカーはどこに向かうかというと、機内で唯一ひとりになれる場所・・・そうトイレにいくんですね。

そしてトイレでたばこを吸うと。

もちろんトイレでたばこを吸っても火災探知機等ですぐにバレて大変なことになるので絶対機内でたばこを吸ってはいけません。

でも、我慢できずに吸ってしまったとすると、たばこの場合吸い殻が出てしまいます。

機内は空飛ぶ密室なので、たばこを吸ったことを隠蔽するために、ごみ箱とかに捨てようという心理が働くのですが、これはとても危険です。

もしごみくずに火が燃え移ったら非常に危険なのです。

そうなれば、飛行機は墜落しかねませんし、たくさんの乗客の命が危険にさらされます。

そう、もう勘のいい方はお気づきですね。

飛行機になぜ灰皿があるかというと、我慢できずたばこを吸ってしまった人の吸い殻をごみ箱に捨てて隠蔽されて、火災になるリスクを防ぐためだったのですね。

ちなみに、この灰皿は航空局の規則で設置が義務付けられているそうで、結構重要な設備として航空業界ではとらえられているようです。

「電車にはなぜ灰皿がないのか」

では、同じ密室の鉄道にはなぜ灰皿がないのでしょうか。

我慢できずにトイレで吸った人がごみ箱に吸い殻を捨てて隠蔽するのは同じような気がしますよね。

「電車と飛行機で決定的に違うもの」

電車と飛行機で決定的に違う条件ってなんだと思いますか。

いくつか思い浮かぶんじゃないかと思いますが、決定的なのは飛行機は目的地につくまで一切外に出られないけど、電車は途中駅で降りられて外の空気が吸えるんですよ。

これって本当にデカい。精神にもたらす影響はめちゃくちゃでかいんですよ。特に愛煙家にとっては!

つまり、途中で外の空気を吸える、途中で外でたばこを吸えるってわかっていれば、リスクを冒して車内でたばこを吸う人ってのはそうそういないんですよね。

でも、飛行機はフライトによっては10時間超外にも出れない。そうなれば、当然たばこを吸えないのが確実となるので、精神的に追い詰められちゃうわけです。

うーん、恐るべしニコチン。

このような理由で電車には灰皿が設置されてないんです。

「駅もほとんど禁煙が進んでます」

以前は、ホームの端に喫煙所があって、愛煙家の憩いの場所だったのですが、今やホームから喫煙所の姿も消してますね。

なので、たばこを吸いたいとなると、ホームでも吸うことが出来ないので、どこか喫煙スペースがあるところまで足を延ばして吸いにいくことになるのが現実です。

たばこを吸ったことがない人には、長時間たばこを吸えない苦しみはわからないと思いますが、結構なストレスなわけです。

そういう人間の特性を理解したうえでの、飛行機の灰皿設置なんですね。

いやはや、人間て恐ろしいです。

「まとめ」

今回は、飛行機と電車を比較してなぜ飛行機に灰皿があるのかについてお話しました。

ただ、そもそも飛行機のトイレに灰皿があるかどうかなんて気付かなかったという人の方が多いかもしませんので、今度飛行機に乗った時にはトイレの手を洗う付近の刻印マークに注目してみてください。

きっと今まで気にもしていなかったごみ箱風のスペースにたばこのマークが描かれていることに驚きを覚えると思いますよ。

それでは、また。