「偉大なる駅長②」

「駅長は偉いのか」

こんばんは、とさやです。

以前の記事「偉大なる駅長」で駅長の仕事について紹介しましたが、今回は偉大なる駅長第二弾として駅長はどれくらい偉いのか等々お伝えしたと思います。

「駅長にもランクがある」

駅長というと、長とついてる位ですので、結構偉いんじゃないかな、と想像される方も多いと思いますが、正直駅長のランクはピンキリであるといえます。

もちろん管理職なので、一定レベルの役職であるのは間違いないのですが、一口に駅長といってもそれぞれランク分けされています。

これは駅の規模や歴史がある駅、本社所在地の駅の駅長などがSランク、乗降客が多く、支社所在地の駅がAランク、中規模クラスの駅で近隣駅の管理駅となっている駅がBランク、それ以外の小規模な駅がCランクとなっています。

例えばある会社ではSランクの駅長は役員だったり、役員手前の管理職クラスの人が駅長をしています。これは相当偉いですよ。だって、大手鉄道会社の役員が駅長となると、相当なもんです。

次にAランクですが、こちらも上級の管理職が駅長を担当しており、支社でいえば部長クラスと同等と考えてもらえればイメージしやすいと思います。鉄道会社の支社の部長クラスというのも役員には及ばないものの、これも相当偉いですね。

次にBランクの駅長ですが、これは一般の管理職ですね。まぁ、支社でいうと課長とかそんな感じです。支社でも課長は限られた人数しかいないのですが、そこまで偉いかと問われると微妙な感じです。まぁまぁ偉いってところでしょうか。

最後にCランクの駅長は、管理職の中では最下層、もしくは厳密には会社が定めた管理職層ではない人が務めている駅もあります。駅長という名前がついてはいるのですが、役職的には助役と変わらないって感じでしょうか。

「駅長には役員クラスから非管理職までいる」

このように、駅長はとんでもなく偉い雲上人から管理職でもない人まで本当に幅広い階級の人が務めています。

この役職の差異を一般の人が見た目で見極めるのは無理なので、全て駅長と聞くと偉く感じるかもしれませんが、実際はこのように幅広い階級なんですね。

この駅長の管理職のランクは鉄道会社に勤めている社員でも知らなかったりします。とさやは結構この手の話が好きで、自分の会社のどこの駅の駅長がどのランクかということを様々なツテを使って知っていたのですが、そういう目線で駅を使うのも楽しいですよ。

「駅長は休日も大変」

駅長には自治体や地元との関係づくりが仕事であると以前の記事で書きましたが、それだと駅長は名誉職で暇なのでしょうか。

「旅行にも行きづらい」

駅長は駅の最高責任者です。当然、休日はあるのですが、もし地震や人身事故や駅での大きなトラブルがあった際は、休日だろうが深夜だろうが駅にかけつけるのが駅長の使命です。駅長というのは、実際現場最前線で指揮を執るのは助役であったり、副駅長なのですが、駅長はこういう時は駅の全責任を負う必要があるので、とにかく駆けつける必要があります。

なので、旅行とかで長期で家を空けるというのは厳しいんです。

ある意味使命感があって非常に遣り甲斐がある仕事なのですが、やはり結構プライベートを犠牲にして鉄道を守っているというのが現実です。

まぁ管理職というのはどこの会社もそういう宿命かもしれませんね。

「自治体の祭りに参加」

駅長は自治体とのつながりを構築するのが大事な仕事なことは紹介しましたが、それは懇親会や会議への出席にとどまりません。

地元の夏祭りとかにも参加したりするんですね。で、こういう夏祭りってのは大抵土日に開催されます。なので、駅長は土日であっても休日返上で祭りに顔出したり、神輿を担いだりするツワモノもいたりで地元とのつながりを強固なものにしていくんです。

こういうある程度田舎の駅長というのは、地元出身のたたき上げ駅長がピタッとはまるんですよ。

そういう人はもともと地元とのつながりもあるので顔も利きますし、総合職の幹部候補駅長より地元の人に信頼されやすいというメリットもありますしね。

「まとめ」

駅長にも色々あるのをおわかりいただけましたでしょうか。

夏祭りのところで書きましたように、田舎の駅と都会の駅でも駅長の仕事はまったく違ったりするので面白いものです。

とさやもいつか駅長やってみたいですね。

それでは、また。

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