「座席の下に頭が挟まる」
こんばんは、とさやです。
皆さんは昨日8月1日の山手線で男性が座席の下に頭を挟んで救出されるという事故をご存知でしょうか。
1日午後2時ごろ、JR山手線の車内で男性が座席と床面の間の空間に挟まっているとして、救護のため山手線全線で運転を見合わせました。
報道によると、男性はうつぶせの状態で倒れており、上半身・頭が座席下のヒーターのと床面の間に挟まれて身動きがとれなくなったそうです。
男性は救助されて目立った外傷もなかったようで、そこは一安心なのですが、一体どうしたら座席の下と床面の間に挟まったんでしょうか?謎ですね。
お酒に酔っていたと報道されていますが、それでもあんなところに挟まるかなぁ。。。と思ったとさやです。
「座席の下にはなにがあるの」
皆さん、今回この事件があって、電車の座席の下にヒーターなんてあったっけ?と思われた方も多いんじゃないでしょうか。そう、多くの電車は座席下にヒーターを備えています。皆さんも冬の寒い日、電車に座って座席下から熱気がぽかぽかきて気持ちよく眠った記憶とかないでしょうか。
とさやは学生の頃大変お世話になりました(笑)
なお、電車の暖房は家庭用暖房より断然高エネルギーです。なので、昔は座席下の暖房装置が熱くなりすぎて低温やけどしてしまったり、座席下近くに置いた手荷物が熱くなってしまったりというクレームもありました。
現代の電車はパンタグラフという集電装置から電気を取り入れて、この電気を座席下の電気ヒーターに通電して発生する熱を暖房に用いているという方法をとっています。
また、車両によっては床暖房を採用している車両もあるようで、なかなか電車も進んでますよね。
「ちなみに冷房も床下にあるのか?」
一方、今の時期は暑いので暖房なんて使いませんよね。以前の記事で、空調の話をしましたが、それでは冷房はどこについているのかというと、冷房装置は天井についています。天井から冷たい空気が下にいくように考えられていて、乗客の皆さんが少しでも快適に過ごせるように工夫されているんですよ。
ちなみに昔は扇風機が天井についている電車もたくさんありましたが、今は大都市圏の電車だとそういう光景も見られなくなりましたね。
もっとも、今の電車はほとんど窓が開けられない仕様になっているので、エアコンがないと死活問題です。
このように、電車の冷暖房は結構よく考えられているシステムを導入しているんです。
明日電車に乗るときは、座席下にも注目してみてくださいね。
それではまた。