「鉄道会社の街づくり」

「A列車で行こう」

こんばんは、とさやです。

最近は一気に夏らしくなってきて暑い日が続きますね。

さて、突然ですが皆さんは「A列車で行こう」というゲームを知っていますでしょうか。このゲームは鉄道会社の運営を通して街づくりをしていくというスタイルのゲームで、鉄道の細かい設定とともに街づくりも出来るという人気のゲームで、たくさんのシリーズが販売されています。

昔流行ったら「シムシティ」というゲームに似ていますが、「シムシティ」は市長として街を発展させていくというものでしたので、プレイヤーの立場が違うようです。

この「A列車で行こう」というゲームは大きな鉄道会社の経営そのものですので、今日はそれについてお話しようと思います。

「鉄道会社の街づくり」

鉄道会社のメインの業務はいうまでもなく鉄道の運行です。それは当然なのですが、一部の鉄道会社では、自社の鉄道路線の沿線開発を行い、街づくりを行っている会社があります。これはどういうことでしょうか。

例えば、皆さま聞いたことがある東急東横線。こちらは、首都圏の私鉄である東急電鉄の渋谷から横浜を結ぶ人気の路線なのですが、東急はこの路線の駅を基点として、自社のG会社の建設会社と連携し、ディベロッパーとしての機能を果たしてきました。つまり、自社の路線を基点として周囲を開発し、結果として路線の利用客を増やしていくという方策です。

また、東急の駅は洗練されているとして、イメージが高く人気があります。このようにブランド化が進むと、そこの街に住みたいと思う人が増えていき、鉄道の利用もどんどん増えていきます。鉄道の路線設計には、既に都市が形成されているところに新線を引いて利便性を高めるやり方と、今はまだ都市圏が形成されていないものの、鉄道敷設とともに街づくりを行い、新線の利用客を増やしていくという二つの大きな方策があります。

この後者を行うために、大きな鉄道会社には不動産や街づくりを専門に行う部署があります。これは、意外に知られてないことなんですよね。

「ディベロッパーとしての就職先」

このように、街づくりを専門として行う部署に配属された場合、鉄道運行とは離れた業務を行います。例えば、宅建士や不動産鑑定士を取得したり、不動産会社に出向したいします。そして、鉄道沿線の街づくりを専門に行っていくのです。とさやも「A列車で行こう」というゲームには興味がありましたし、今思えばそういう都市開発の出来る部署なんて面白そうかなと思ったりもするのですが、運転士まで経験してそちらに方針転換は認められないので少々寂しいものです。

さて、鉄道会社のこういう部門は鉄道部門の総合職と同様、学生から非常に人気があります。会社によっては、鉄道部門の総合職と分けて採用しているところもあれば、まとめて採用して、入社後の希望や適性をみて配属されるといった会社もあります。

鉄道会社に入って、このような仕事をしたい人は学生時代に宅建士やもし可能であれば不動産鑑定士とかの難関資格を取得しておくと入社に有利かもしれませんね。

今は、どこの会社も採用のレベルがあがってきているので、高学歴なのはもとより、他の学生さんと差別化できる何かがあると就活に有利なのは言うまでもないですからね。

とさやの同期も、この街づくりを行う部門に配属されて活躍している方がいますが、本当に同じ会社でも風土が違ったりしますし、ひょっとしたら鉄道部門よりチャレンジングな仕事が出来るような感はあります。そういった意味でも、とさやは非常におすすめの部門です。

今日はここまで。